いずぃなりの里、再び
昨日今日と、ラン仲間のS田さんと一緒に、伊豆長岡にあるI坂さんの別邸に出かけてきた。I坂さんはごいさんの親友でもう15年来のつき合いになる。3月の三浦マラソンでS田さんとごいさんを応援に来ていたI坂さんとが反省会の場で盛り上がり、「ぜひ一度来てください」ということになって、今回I坂さんから声がかかったという経緯である。
S田さんとは小田急線の海老名駅で合流。駿豆線の伊豆長岡駅でI坂さんが出迎えてくれる。サンバレーの日帰り湯にI坂さんはタクシーを使う予定だったらしいのだが、時間があるので歩いて行くことになった。距離はおよそ2キロ。I坂さんは歩く予定は無かったようでゴムのサンダルで来ていたから、これは大きな計算違いだった。でもこの時はまだ、この後に足の皮をむく羽目になるとはまったく思っていなかった。
サンバレーのお風呂で汗を落としスーパーで夕食の買い出しをする。このスーパーの横にタクシー乗り場があることもI坂さんはしっかり計算していたのだが、たまたまタクシーがいなかったから、ここでもまた歩きましょうということになる。ここから別邸までは3キロぐらい。I坂さんの足の悲劇がいよいよ本格化する。
狩野川の土手沿いはとても心地よかった。時間はもう7時近く。風呂上がりのすきっとした体を涼しい川風が通り過ぎていく。昔々、遊び疲れてお腹を空かした子供が、夕ご飯を楽しみに家に帰っていく。「夕焼け小焼け」でも口ずさんでいるだろうか。そんな子供のような気持ちだ。いつの間にか遠くになってしまった懐かしい日本の光景。いつもは思い出さないことだけど。
ようやくI坂邸に着き早速につまみ作りだ。今日のメインは当然「せんべい汁」。そしてI坂さんご自慢の「なめろう」だ。甘夏をくり抜いてその中に盛っていく。なかなかお洒落です。こういうのをちゃんと写真に撮っておかないのはいかにもごいさんらしいところ。ちょっと残念。お酢に甘夏の搾り汁をたっぷり垂らしそれにつけて食べる、最高でしたよ。でも「せんべい汁」はやっぱり残っちゃった。美味しいんだけどボリュームがあり過ぎるかな。それだけが心残り。
呑兵衛が3人だから当然だけど盛り上がる。いつもの通り何を話したかはあまり記憶にない。ごいさんにとって何より愉快だったのは、ごいさんの大事な二人の友がこうやって繋がったということ。目の前で二人が楽しく話をしている、それだけでお酒が美味しい。
午後11時に寝ましょうということになり、I坂さんの後5分後ぐらいに2階に上がっていったらすでに彼は爆睡していた。あまりにも早い。後で聞いたけど、この日はほとんど寝ていなかったらしい。何かと気を遣わせた上、遅い時間までつき合わせてしまった。また彼の評価を上げなきゃね。……つづく。
先を歩くお二人さん。