秦野水無瀬川マラソン 2016

4日の日曜日に秦野水無瀬川マラソンに参加してきた。この日は湘南国際マラソンに注目が集まっているが、こちらも根強い人気を誇っている大会だ。参加者は2,000人ほどの小規模な大会なのだが、半分以上が上り坂という難コースで、参加しているのは上り坂大好きという強者たちがほとんど。最初の5キロに制限時間30分という関門がありそれもその半分が上り坂という、初心者さんにとってはかなり厳しいものとなっている。やっとの思いで通過してもそこから先は延々と上り中心のコースが続く。

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苦労して上ったのを下ってはまた上る。峠を越える時に見える美しい富士山が多少その苦しさを和らげてくれるよう。そして3回目に1キロほどの急坂を上りきって「風の吊り橋」を渡るとそこからは一気の下り坂となる。この爽快感がなんともたまらない。みんなそれまでの辛さを忘れるかのように軽快に下って行く。そのままゴールインかと思いきや最後の1キロが緩い上り坂になっているのが落とし穴。今ではもう慣れたが、最初の頃はここで心が折れたものだ。

これだけの坂があるからタイムを狙うのは難しいのだが、翌週に奈良マラソンを控えているごいさんにとっては絶好の練習の機会と考えた。坂道を征したとは言えないけれど、結果は1時間40分35秒で昨年より1分ほど縮めることができた。参考までに今までの記録は下の通りで、第9回の時は前日が飲み会で完璧な二日酔いでの参加だった。まだまだ走ることなんて真剣に考えていなかった頃でそれも懐かしい思い出になった。

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この大会はラン仲間との忘年会も兼ねている。会場の近くにあるスーパー銭湯で汗を流して宴会となる。今回の参加者はS田さん、Y村さん、A美さんのいつものラン仲間の他に、前に同僚だったI原さんとS田さんの同僚のS井さんご夫妻の計7人。I原さんとS井さんのご主人は45歳とまだまだ若いが、彼らにとっては初めての大会参加だという。S井さんは女子マネとして応援の他にも荷物預かりやカメラマンとして大活躍してくれた。

みんながゴールするのを待って銭湯に向かう。さあ忘年会の始まりだ。若い方を混ぜてマラソン談議に話が弾む。中央にあるテレビには福岡国際マラソンの映像が流れていて川内選手が映し出されている。いつものように苦しい表情で走っている。今までにいろんな大会ですれ違っていてごいさんにとっても身近な存在になっているから、こうして懸命に走っている彼を見るとつい応援してしまう。周りで食事をしているランナーの皆さんもどうやら同じ気持ちらしい。結果は日本人最高の3位でゴールイン。思わず拍手と歓声。

その後も延々と宴会は続く。若い人たちの食べっぷりは見事だが、飲みっぷりの方は年寄りも負けてはいない。いざ、飲めや話せやだ。若い人に持ち上げられたりみんなの勢いにつられたりでごいさんも少々飲み過ぎてしまった。久しぶりに、朝起きるのが辛かった。

 

秦野水無瀬川マラソンのお楽しみ参加賞「ペコちゃんお菓子セット」f:id:goisan:20161205175157j:plain