日本、グループリーグ敗退

早朝5時から、グループCの最終戦が始まった。日本対コロンビアとギリシャコートジボアール戦だ。日本は今までには見られなかったような積極的な姿勢で試合を進めるが、17分にPKを与え先制点を許してしまう。しかし今日の日本は粘りを見せる。そしてアディショナルタイムに本田のセンタリングを岡崎が頭で合わせ同点に追いつく。岡崎らしい素晴らしいゴールだった。ごいさんも思わずガッツポーズ。

一方、ギリシャは前半を終えて1点をリードしている。このままいけば、日本はあと1点を奪って勝利すれば2位になれるという筋書きが見えたかに思えた。確かに後半に入っても日本は攻めようとする姿勢を持ち続けた。しかし10分に再度リードを許すと、終盤には前がかりになったところを突かれてだめ押しとなる2点を献上。結局1-4で完敗という結果に終わった。

ギリシャの方は、後半にコートジボアールに追いつかれたものの、最後の最後にPKを奪って勝利し、決勝トーナメント進出を果たした。一時は内紛なんて騒がれたギリシャだが、10人で戦った日本戦で見事に立ち直った。この試合にかける気迫も相当なものだったようだ。

コロンビアは予想通り先発を8人入れ替えてきたが、やはり選手層は厚かった。自国に近いということもあって応援もすごい。その応援に応えるように代わりに出場した選手たちものびのびとプレーしていたように思う。逆に、日本の選手たちは固くなっていて意識が空回りしている感じだった。早く得点したいがために、攻めが単調に思えた。ボールは支配しているのだが、攻撃のアイディアが見られない。そうこうしているうちに失点して、それに焦りも加わる。ためを作れる選手がいないから必然的に前へ前へと急ぐ形になる。本田や香川までもが下がってチャンスメイクをしなければならず、逆に得点に絡めない。

コロンビア戦は3試合の中ではもっとも頑張れた試合のように思う。攻撃の姿勢も見えた。ただ、日本の得意とする細かいパス回しはゴール前ではほとんど見られなかった。とにかく勝つことが至上命令だったから、ゴールへと急いだ結果だろうが、日本のいいところをワールドカップという場で見せれずに終わってしまったのが残念だ。前回の南アフリカ大会の時とは違って、今回はあまりにも期待が大き過ぎたのだろうか。

本田も含めて20代後半の選手が多いから、次のワールドカップまでには世代交代がかなり進むだろうしそうであってほしい。そして、夢を与えられるような攻撃的サッカーで今度こそベスト8いやそれ以上を狙ってもらいたい。

しかし南米はどの国も強いね。それに見ていて楽しい。

 

写真は、国道16号線沿いに立つ民家から歩道に覆いかぶさるように伸びている松の木。家に帰る途中にあって、ちょっとした雨なら、ここで雨宿りもできます。 

f:id:goisan:20140625181751j:plain