東京マラソンボランティア、本当に楽しいよ
昨日、東京マラソンのボランティア活動に参加してきた。今回は、ゴール後の更衣室から帰りの出口までの誘導で、ランナーにねぎらいの言葉をかけ笑顔で見送るというのが仕事である。ごいさんの班は、S木さんをリーダーとして27人のボランティアメンバーで構成されている。3人で1組となって担当するのだが、今日一緒になったのは調布市にお住いのM越さんご夫妻だ。ご主人はランナーで東京マラソンをすでに3度も走っているという。そして走らなかった時はすべてボランティアをしているというから徹底している。ごいさんより若いのだがよいお手本だった。
この仕事は最初のランナーがゴールしてから始まるのだが、しばらくは一般のランナーはゴールしてこないので、その間に交代でお昼をとる。12時を回るとゴールして帰途に着くランナーが少しずつ増えてくる。それでもまだランナー以外の人がけっこう混ざっていてなかなか声がかけられず、これじゃ面白くないと思っていた。午後1時を過ぎた辺りから、出口に向かうランナーがどっと増え始めて、声もかけやすくなる。ちょっとためらっていたのだが思いきってお疲れさまと言ってみると、にこやかな笑顔が返ってきた。これで一気にテンションが高まり、ここからは大きな声をかけられるようになった。
次第にいろんな人が待ち合せやバス乗り場の場所などを聞いてくるようになりその応対でかなり忙しくなる。初めはおどおどしていた外国人とのやりとりだが、片言の英語でも分かってもらえてそれが喜びとなり積極的に応対するようになった。別れ際に next yearなんて言うと、maybeなんて手を振りながら応じてくれた。なんと素敵な笑顔だっただろう。片言でもこれだけ楽しめるなら、もっと話せたら相当に楽しいんだろうと思ったのだ。今回35,000人のうち5,000人が外国人だそうで、その多さに少々驚いている。本当に国際的なイベントなんだ。
6時間過ぎてゴールした人たちは、足を引きずったりしてかなり辛そうだった。初めての人もいただろう。さほど練習していない人も。一生懸命練習して出られなかった人から見れば何だと思いたくもなる。でも、どうであれ最後までやり通したのだからそれでいいよ。「来年は今年の記録を更新するんだよ」って、帰っていく彼らの背中に向かって心の中でエールを送る。
午後4時10分、制限時間がやってきた。もうゴールするランナーはいない。でもここの仕事は最後のランナーが着替えてここを通過するまでだ。結局、仕事の終結宣言が出たのが5時少し前。M越さんご夫妻に挨拶してお別れする。楽しい思い出をありがとうございました。
今日もいろんな出会いそして感動があった。昨年とは違い、たくさんの人と会話ができた。特に外国の方と話ができて、それがみんな優しくて、どうやらますます英語の勉強に興味が湧いたんだ。これが、今日の最大の収穫。これを生かしていかなくっちゃね。
そして笑顔ってやっぱりいい。初めは作り笑顔でもそのうち本気の笑顔になってくる。そう、その笑顔で人も励ませるし自分自身も幸せな気分になれるんだ。自分を含めてボランティアの皆さん、一日中いい笑顔でしたね。そして本当にお疲れさまでした。
写真は、「ビッグサイト(上)」と「お台場に沈む夕日(下)」。