相模原市民吹奏楽団の演奏会
昨日の午後は毎年の恒例となった相模原市民吹奏楽団の演奏会に行ってきた。もうこれで何年目になるのだろう。最近ではこの演奏会が来るとクリスマス、そして新年がやって来るという感じだ。もうだいぶ長いお付き合いになる。同僚のN川さんからこの吹奏楽団の演奏会があるという話を聞いたのが始まりだった。彼女はこの楽団の団員でクラリネットを担当している。芸術に疎いごいさんだけどその反対に音楽や美術といったものには特に関心が強いようだ。それでとりあえず覗いてみようということになった。
ごいさんも学生の時は誰でもそうであるようにフォークギターにはまったことがある。もちろんコード進行だけで特に譜面が読めるのでもなかった。そしてものにするほどに努力もしなかったから、働き出してからは楽器を手にすることはほとんどなくなった。でも歌だけは得意だったんですよ。なんたって音楽の成績はずっと5だったから(たまの自慢なのでお許しください)。でも楽器はだめ。縦笛がまともに吹けなかった。それでも音楽そのものは好きだったんだ。それに絵を描くのも。だれも評価してくれなかったけどね。小学1年生の時に、家族でお風呂に入っている絵を描いたら、先生から「この3つのダルマ、なに?」って言われたのがすべての始まり。
おっと本題を外れていきそう。ステージには100人ほどの団員さんがいる。実に壮大だ。始まる前の緊張した瞬間。この雰囲気、ごいさんには耐えられないだろうな。そしてタクトが振り下ろされて演奏が始まる。100人がいろいろな楽器を担当しそしてそれらが一つになって素晴らしい音楽を創りあげている。達成感があるでしょうね。スポーツのように上手い下手もあるのだろうけど、ごいさんには分からない。分かるのは、全員が一つになって一生懸命に演奏しているということだけ。
人に聴かせるということはそれだけの練習を積んできたということだろう。一人ひとりがどんなふうに練習をしてきたのかなんてつい考えてしまう。彼女も職場では毎日忙しく働いている。家に帰れば家事もこなさなければいけない。そういう中で練習するというのは並たいていではない。そんなことを思うから、ずっと応援したい気分になる。前回の記事に書いたような空気のような存在としてね。
神奈川フィルみたいなプロの演奏会にもたまには行きたいと思う。でも興味があるのはこういったアマチュアの方。本業の仕事と両立させ練習を重ねて演奏会に臨む。その頑張っている姿に感動し元気をもらえるからだ。いつも言っていることだけど、ごいさんは一生懸命やっている人を応援するのが大好きなのです。
アンコールの最後の曲は「聖夜」。みんなで大合唱して今回の演奏会は幕を閉じた。