受験シーズン到来

鏡開きが終わってお正月も遠くなりにけり。そうなんですよね。週末にはセンター試験が行われる。そして大学受験も本格的に始まる。受験生にとってはもうお正月どころじゃない。受験生を抱えたお父さんやお母さんも気が気じゃないでしょう。いやいや大学受験ばかりじゃない。中学受験や高校受験もまもなくだ。ごいさんのところもそんな思いを経験してきたよ。一喜一憂。落ちてがっくり、受かってにっこり。もう遠い話になったけどその時は子供にだいぶ気を遣って大変だった。でも子供のことを一生懸命考えていた時だったから今ではとても懐かしい思い出だけど。

ごいさん自身も大学受験には苦い思い出がある。現役の時は力も考えず担任の先生のアドバイスを無視して国立大学を受けたのだが何の抵抗もできずに撃沈。なんたって数学は0点だった(もしかしたら途中点ぐらいはもらえているかも知れないけど)。3時間で出題が6問の試験だったが問題文を読んだだけですべてが終わり見事に浪人。

1年間の浪人生活で多少は戦えるようになって再び挑戦。第2希望の大学に受かったのだが今度は手続きの締め切り日を間違えて入学できなかった。打ちひしがれて他のところに入学する気にもなれず2浪の生活へ。いかにもごいさんらしい。

金がないから予備校は年間5万円の夜間に通うことにした。精神的に疲れ果ててやる気が起きない。タバコもちょっとだけ吸ってみた。しばらくは昼過ぎに家を出てパチンコをしてから授業に出るというそんな毎日。さすがに夏が近づいてくると焦りが出てきた。もうこれ以上失敗はできない。年明けからは一日15時間の猛勉強。多分、生涯で一番勉強した時だ。が、神様は見ていた。なんと入試の始まる直前に風邪を引いて高熱を出した。ただただ寝ているだけの数日間。それも治り切らないうちに入試は始まった。まあ、ばちが当たるのもしょうがないか。それでもなんとか入れてもらえる大学が見つかった。最後に神様も少しだけお目こぼしをしてくれたみたい。

合格発表を見て父親に電話をかけた時のあの嬉しそうな声。同じ事務所にいる同僚に聞こえるように「〇〇大学、合格おめでとう」と大きな声で叫んでいた。もう父の声は忘れてしまったけどその情景だけは覚えている。ほとんど話したことのない父だし笑う顔も見たことがないのだが、その時の声がものすごく嬉しそうだった。だらだらと毎日を過ごしていた息子をよっぽど心配していたのだろうと思う。

さあ受験生のお父さん、お母さん、お子さんに負けてちゃいけませんよ。中学受験だって、高校受験だって、大学受験だって、子供は子供。お父さんやお母さんに喜んでもらおうと思って頑張っている。お父さん、お母さんもお子さんをしっかり支えてあげましょう。応援するのに遠慮はいりません。ここからは受験生のお子さん以上に頑張る時だと思います。

 

最近、夕陽が美しい。f:id:goisan:20160111162949j:plain