神戸マラソンを走る(前)

この前の日曜日(18日)に神戸マラソンを走ってきた。9月ぐらいに膝に違和感を覚え思うような練習ができないままに過ぎて、たまたま10月上旬のアップルマラソンは台風の関係で中止になったものの、その後も膝への不安は消えない。中旬にあったアクアラインラソンは直前まで迷った末に棄権することにした。大事をとって1ヶ月後の神戸マラソンにかけることにしたのだ。

神戸マラソンの2週間前にあった足利尊氏ハーフマラソン神戸マラソンの最終テストと位置づけて、その状況に応じて神戸マラソンでの走り方を決めようと考えた。幸いにまずまずのタイムで膝の方もあまり違和感がなく走れたことで多少の自信が回復した。なんとか30キロぐらいまでは行けそうだ。それと4時間前後での完走も一応視野に入ってきた。

もちろんハーフが走れたからフルが完走できるというものでもない。ただ自分にとって神戸マラソンの位置づけはエキジビションみたいなものだ。初めて走るコースだし起伏もあってタイムを狙うレースではない。神戸の人たちと一緒に楽しむことができて、そして次へのレースに向けてのステップアップになればいいという感じなのだ。

そこで立てた目標は、足利のハーフを走り切れたということから、神戸では30キロまでをある程度の速さ(キロ5分30秒程度)で無難に走り切れるかということだった。釧路湿原ラソンでは30キロをまともに走れなかったという苦い思いが蘇ってくる。当然だが30キロから先は全く自信が持てていない状況だ。ともあれ30キロまで走って、それから先はその時の膝の様子を見ながらの判断になる。

さて当日の朝、6時半ちょうどに新大阪駅近くにあるホテルを出発。阪急京都線南方駅から神戸三宮駅に向かう。ホテルからは少し歩くのだが、JRを使うより電車賃が格段に安いのだ。これでスタート地点の神戸市役所には7時半近くに到着。すでに着替えてきているので上着を脱げば準備完了といった具合で、余裕たっぷりだ。ライバルたち?の様子などを見ながら会場内をゆっくり散策。

高校生ぐらいのボランティアの子たちがごみ袋を持って歩いている。ごみをきちんと出してほしいという呼びかけにみんなが従い、会場にはごみ一つ落ちていない。トイレのところでもボランティアの子たちがランナーたちを整然と並べて混乱もなくとても手際よい。実に清々しくてちょっとした感動だった。

8時を回ったあたりでストレッチをして荷物を預ける。軽くジョギングをして足の状態を確認。ゼッケンは「ごいさん」の名前入りを注文。苦しくなった時は、きっと沿道から「ごいさん、頑張れ!」という声が飛んでくるはずだ。今日のごいさんはCブロックからのスタート。いつもなら少しぐらい前の方を陣取るのだが今日は控え目にブロックの後方に並ぶ。

ゲストや招待選手の紹介の後、9時ちょうどにパンと号砲が鳴る。半年ぶりのフルマラソンがいよいよ始まった。

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