奈良マラソン、最終戦(前)

自分にとって4度目となる奈良マラソンは思い出に残る楽しい大会となった。沿道の人とのハイタッチや声の掛け合いはもちろんだけれど、何と言ってもはてブロランナーのマルさんと一緒に走るという一年越しの思いが叶ったからだ。昨年のエントリー競争で破れごいさんが一人で走ることになったことへの責任を感じてこの一年間を悶々として過ごしていたマルさんもこれでようやくその呪縛から解放された…ね。

マルさんは3週間前に神戸マラソンを走ったのだが風邪を引いた直後ということでかなり無理をしたようだ。そのためこの奈良マラソンへの参加も一時は諦めかけたというのだが、今回ばかりはどうしても参加しなければいけないという強い気持ちで乗り越えたという。マルさんとは前日のランナー受け付けで会い、それから喫茶店で上述したようなこの一年間の彼の思いを聞いた。

さてごいさんはというと、奈良マラソンも今回が4度目でそしてマルさんと一緒に走れるということもありこれで奈良マラソンは最後という気持ちでやって来た。だから今回の目的はマルさんと一緒に走るという他に、今までたくさんの声援を送ってくれた人たちに最高の笑顔を見せて最後までしっかり走りきるということだった。そしてできればサブ4。

ホテルはJR奈良駅前にあるいつものホテル。6時前に朝食を取り7時10分頃にホテルを出発。ここから会場までは歩いて30分ほどの距離だ。指定された集合場所に行くとすでにマルさんが待っていてくれた。少ししてバンビさんがやって来た。彼女とは湘南海岸を走った時以来、久しぶりの再会だ。お揃いのアームウォーマーとピンクのシューズで盛り上がって緊張感が和らぐ。少し待っていたけど他に誰も来ないようなので、ささやかに3人でシューズ円陣。

さあ、いよいよレースが始まる。ごいさんは昨年に続いて今回もDブロックからのスタートだ。気温は5度ぐらいということだが今までの奈良マラソンよりもだいぶ暖かく感じる。ごいさんにとって奈良マラソンは今シーズン5回目のフルマラソンとなる。だからあまり緊張感はないのだが、それでもやはり最初の5キロぐらいを走り終えるまでは不安でいっぱい。

2~3年前だったら我先にと飛び出していったのだけれど今の自分にその勢いはない。それでも集団のペースではかなりのタイムをロスしそうだからとサイドから少しずつ抜いていく。最初の1キロは5分47秒、次の1キロも5分36秒とかなりゆっくりしたペース。広い通りに出てようやく集団がばらけ始めて一気にスピードが上がる。今日は20キロまでのそれぞれ10キロを53分台。そして30キロまでの10キロを55分台で凌いで最後は頑張れる限り頑張る。それでどうにかサブ4…というプランだ。もちろん笑顔最優先で。

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