伊豆長岡でのランニング合宿

17日、18日と伊豆長岡のI坂邸にお邪魔して、いつものラン仲間(A美さん、S田さん、Y村さん)と合宿を行ってきた。I坂邸に到着したのが午後2時30分、気温は35℃に届こうかという勢いだ。少し動いただけでも汗が噴き出してくる。とても走れる感じじゃないけど、それでも合宿に来たのだからとみんな覚悟を決めたようだ。一応安全第一ということで、走る距離は5キロ短くして10キロとした。

伊豆長岡と田京の中間にあるI坂邸を出発して狩野川の土手を走り8キロ先の修善寺で折り返す。2キロほど戻ったところの大仁の「一二三荘」という旅館がゴール。ここで温泉に浸かり、途中のスーパーで夜の食材を購入してI坂邸に戻るという計画だ。

3時を回っていざ出発。狩野川の土手に上ると日差しを遮るものは何もない。こんな時に走るなんてやっぱり無謀……だよね。修善寺まではみんな一緒にキロ6分のペースで走り、折り返してからの残り2キロは各自のペースで走ることにする。自分も最後はキロ4分30秒まで上げてフィニッシュ。年寄りランナーズの汗だらだらの格好を見て、一二三荘の女将さんはなんと思っただろう。

入浴料は400円と安いが、なかなか立派な温泉だ。少し熱めのお湯が気持ちいい。I坂邸に戻ると先に帰ったI坂さんが囲炉裏に火をいれて飲み会のセッティングをしてくれていた。買ってきたおつまみを皿に盛って、お待ちかねの宴会の始まりだ。走り終えた満足感から話も弾む。もちろん酒も進む。飲めや飲めやでボトルがどんどん空いていく。

翌朝、7時にA美さんを見送る。学校説明会の仕事が10時からあるのだという。Y村さんはすでに走らんばかりにスタンバっている。少し遅れてS田さんが起きてきたが、彼もまた走る気まんまん。どうやら走りたくないのは自分一人みたいだ。みんなあれだけ飲んだのに何ともないのだろうか。

結局、みんなの勢いに押されて走らざるを得なくなった。今日は激坂のコースだ。最初の3.5キロで300mの高さを上って行く。絶対に歩かないという気持ちで腕を振る。昨日のアルコールもあっという間に吹っ飛んだ。それから尾根伝いに3キロほど進むと今度は4キロに及ぶ急な下り坂となる。スピードが出過ぎて転びそうになる。その下り切った所にあの韮山反射炉がある。後は平坦な道を2キロ走ればゴールだ。距離は12.5キロ。

I坂邸にたどり着いて水シャワーを浴びた時は本当に生き返ったような気持ちだった。ともあれこれで2日間しっかり走ったから、合宿らしくはなった。I坂さんは昼から仕事なので少し早めにお暇することにした。我々のためにわざわざ仕事のシフトを変えてくれたのだった。いつものことながらだけど、本当にお世話になりました。感謝、感謝です。

飲むだけで終わるかと思っていた合宿だけど、何だかんだと言いつつもみんな懸命に走ったし、お互いにいい刺激になった。彼らと次に会うのは10月16日のタートルマラソン大会。それまでにもう少し実力をつけておきたいなあ。

 

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第8回 呑兵衛達の旅 ~8月11日~

今朝は午前3時を回ったところで目が覚めてしまったので、少し早いが走りに行くことにした。フロントで靴ひもを結んでいたらホテルの宿直の人が現れた。「これから走るんですか」「え~」「少し前に熊が出たんですよ」「えっ……」「でも最近は出てないみたいですけど」「……、……」「この鈴、持っていきますか」ということで、鈴を借りてもう後戻りができない。まだ外は真っ暗で外灯もない。そこで明るくなるまではホテル周辺を走ることにした。少しして周りが見えるくらいの明るさになったので、こうなれば熊さんが出ても大丈夫だろうと思い先まで行くことを決意。結局この日の距離は17キロ弱。宿に戻って鈴を返す時、先ほどの方がにっこり微笑んでくれた。f:id:goisan:20160811055723j:plain

朝食をさっさと済ませ部屋に戻って日本対スウェーデンの試合を観戦する。コロンビアがナイジェリアに負けることが前提だったのだが、コロンビアが先制してしまう。さらに後半に入って追加点を決め、コロンビアの勝利は決定的となった。日本も1-0で勝利したが結局予選敗退。しょうがないね。9月から始まるワールドカップ予選に期待することにしよう。

さて呑兵衛旅行も最終日。宿を9時に出発し、まずは磐梯山噴火記念館に向かう。磐梯山の他に御嶽山や長崎の普賢岳などの解説もされていて興味深いものがあった。30分ほど見学して桧原湖に戻ると、ちょうど遊覧船が出たところ。どうしたものかと迷っていたらモーターボートを勧められた。一周20分で説明もしてくれるという。最初は戸惑ったが、そこは興味いっぱいのお爺ちゃんたち。初めてのモーターボートに挑戦することになった。これが大正解。そのスピード感は最高の気分だった。小回りも利くし、端から端まで行ける。5人のお爺ちゃんたちのはしゃぎようは子供みたいだった。運転してくれたお兄ちゃんも爽やかで説明もとても上手でした。f:id:goisan:20160811091449j:plain

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次に向かったのは、高村光太郎の詩集「智恵子抄」でお馴染みの高村智恵子の生家。ごいさんには病気がちの可哀そうな女性ぐらいの印象しかなかったのだが、ここで出会った智恵子はそうではなかった。積極的で強く生きた女性だった。彼女の作った紙絵も本当に素敵で、一つ一つの作品から彼女の思いが伝わってくるようだ。智恵子の素晴らしい才能に感服。光太郎にとって彼女の存在がいかに重要であったか、初めて理解できたような気がした。f:id:goisan:20160811115748j:plain

最後の見学地は、安達ケ原の鬼婆伝説の「黒塚」だ。黒塚とはその鬼婆の墓で、観世寺というお寺から歩いて3分ほどのところにある。お寺の敷地内には鬼婆像や鬼婆の住んでいた岩屋、血で染まった包丁を洗ったという池が残されていて、観光客も多いという。能や歌舞伎の演目としても有名らしいのだが、ごいさんにはこの手の知識がまったくない。改めてこの旅行のありがたさを思い知ったところだ。f:id:goisan:20160811132944j:plain

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さて、これで見学はすべて終了。一路、郡山駅を目指す。お土産には定番の「柏屋薄皮饅頭」と「ままどおる」を購入。16時30分発のやまびこ146号で帰途に就く。旅の終わりの寂しさはあるが、来年の旅への期待感がまた新しく膨らむ。来年は東北6県の最後、宮城県。どんな呑兵衛旅になるのかな。

 

(観世寺にいたのらちゃん)f:id:goisan:20160811134939j:plain

 

第8回 呑兵衛達の旅 ~8月10日~

朝の4時過ぎにそっと部屋を抜け出す。まだひんやりした空気が気持ち良い。知らない土地を走るのは魅力的だ。今朝は、5キロ先の会津鉄道芦ノ牧温泉駅」を目指す。この駅は猫の駅長さんがいるということで有名なのだそうだ。もちろんこの時間はまだ睡眠中。6時少し前に宿に戻り、朝風呂に浸かる。やっぱり走った後は気持ちが違うね。f:id:goisan:20160810044606j:plain

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今日の見学は、会津藩校「日新館」から。開館時間に合わせて到着したから一番乗りだ。こういうのも気分がいい。藩士の子は10歳になるとここに入学する。生徒数は1,000人を超えていたという。15歳までは素読所(小学)で礼法や書学、武術を学び、修了して優秀な成績を残すと講釈所(大学)への入学が認められたという。現在の日新館は、戊辰戦争で焼失したものを1987年に現在の地に完全復元したものだそうだ。f:id:goisan:20160810092733j:plain

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次に向かったのは「勝常寺」という一見どこにでもありそうなお寺だ。周りには住宅が建ち誰でも自由に境内に出入りできる。そんなお寺に1200年もの歴史を持つ国宝や重要文化財の仏像が12躯も安置されているなんて誰も思わないだろう。実はこの勝常寺法相宗の徳一上人よって807年に創建されたという名刹なのだ。他の寺院では拝観というと柵があるなどして遠目に見るといった具合なのだが、ここには柵もなくすぐ目の前で見られるのが凄い。しかも拝観料は500円なのだ。f:id:goisan:20160810103701j:plain

最初に寺の入り口近くにある収蔵庫に案内される。そこには国宝の日光・月光菩薩像と重要文化財の仏像9躯が安置されていた。確かにこれだけ揃うと圧巻の一言に尽きる。続いて、建物そのものが重要文化財の指定を受けている会津中央薬師堂で中央薬師(木造薬師如来坐像)と対面する。ひんやりしたお堂にお線香の香りが漂う。薬師如来像を目の前にして、まさに幽玄の世界に引き込まれていく感じだ。自然と両手を合わせて目を閉じる。f:id:goisan:20160810105614j:plain

この後、喜多方市でM橋さんお勧めの「老麺まるや」というお店で喜多方ラーメンを食べる予定だったのだが、お祭りのため道路が閉鎖されそのお店まで辿り着けない。みんなもまだお腹が空いていないというので、昼食は道の駅「裏磐梯」で軽く済ますことにした。

そして今日のメインの五色沼の散策となる。裏磐梯高原バス停から五色沼入口バス停に向かって歩く約3キロのコースだ。柳沼から始まって、青沼、瑠璃沼、弁天沼、深泥沼、赤沼と続き、最後に一番大きな毘沙門沼で終わる。五色沼1888年磐梯山の水蒸気爆発によってできたもので、それぞれの沼の水に含まれる成分や水中の植物の違いにより、緑、赤、青などの様々な色彩を見せることが名称の由来になっているとのことだ。f:id:goisan:20160810135423j:plain

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(瑠璃沼)f:id:goisan:20160810140750j:plain

(毘沙門沼)f:id:goisan:20160810144714j:plain

さて今日のお宿は「裏磐梯高原ホテル」。我々にはそぐわない感のある立派なホテルだ。天皇陛下や皇太子も利用したという。まず感激したのが中庭からの眺め。綺麗に手入れされた芝生の庭の向こうに五色沼の1つ弥六沼が広がる。そしてそこから望む磐梯山はまさに絶景だった。裏から見る磐梯山、なんて魅力的なんだろう。f:id:goisan:20160810162044j:plain

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(そして乾杯! 今日も楽しかったね。)f:id:goisan:20160810182343j:plain

 

第8回 呑兵衛達の旅 ~8月9日~

8月9日から11日まで呑兵衛仲間と旅行に行ってきた。7年前の青森から始まって今年で8回目になる。メンバーは、古希を迎えたM橋さん、1つ上のO矢さん、1つ下のI坂さん、2つ下のS渡さん、それに自分を加えた5人だ。今年は福島県会津裏磐梯周辺を巡る。朝の8時56分のつばさ129号で東京駅を出発。10時13分郡山で下車してレンタカーに乗り換える。

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(あなたに素敵なことは起きた……かな?)f:id:goisan:20160809104154j:plain

最初の目的地は野口英世記念館。何もない所に近代的な建物が建っていて、野口英世の生家はその一角に保存されていた。小学生の頃に彼の伝記を読んで感動した思い出がある。お昼は隣にある「清作茶屋」というお店で「清作そば」をいただく。納豆の天ぷらが付いた温かいお蕎麦だ。観光地ということであまり期待していなかったのだが、なかなか美味しいお蕎麦だった。

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野口英世氏とのツーショット)f:id:goisan:20160809122614j:plain

次に、白虎隊の隊士が眠る飯盛山に向かう。この場所は去年の会津マラソンの時に一度訪れている。その時は夕方5時近くということで観光客もほとんどいなかったが、今日はたくさんの人で賑わっていた。ブラタモリで放送されたというのでその影響もあるのだろう。前回は鶴ヶ城がどこに見えるのか分からなかったが、今日は観光ボランティアの方が説明しているのを横で聞いてようやく見つけることが出来た。そのボランティアさんから白虎隊のいろいろな話を聞けたのも思わぬ収穫だった。

(まっすぐ伸びたアンテナの向こうに鶴ヶ城が見えますよ。)f:id:goisan:20160809140737j:plain

続いて向かったのは会津武家屋敷。ここは昨年時間に間に合わず見学できなかったから、今回は楽しみにしていた。入口には、小説「姿三四郎」のモデルとなった西郷四郎像が出迎える。この武家屋敷は、会津藩家老西郷頼母の屋敷を中心に、旧中畑陣屋や数奇屋風茶室、藩米精米所などの歴史的建造物が軒を連ねる。家族、親戚が自刃したシーンなども再現されていて、なかなか見応えのあるものだった。

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そして今日の最後の見学地は大内宿。到着した4時半過ぎには、お店もあらかた閉まっていて、観光客もまばらだった。おかげで眺めも良くゆっくりと見物ができた。何年か前に行った山形の庄内映画村を思い出させるような光景だ。ねぎ蕎麦や焼き団子が売られていたが、夕食の時間が近づいていて食べられなかったのが少しばかり心残りだった。

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今日の宿は芦ノ牧温泉の「丸峰ホテル」。食事、温泉、その他にどんな施設があるのかと、子供のようにワクワクする。そしてそれ以上に楽しみなのが仲居さんなのだが、それについては別記事にまとめようと思う。

さて、部屋に入るとまずはビールで乾杯だ。呑兵衛だからしょうがない。風呂に入って汗を流し、夕食の会場へと向かう。お品書きを見てこれから出てくるお料理を想像する。目で楽しみ味を楽しむ。そしてもちろん酒を楽しむ。2時間余りの食事を終えて、部屋に戻る。いつものように2次会と相成るのだが、毎年みんなの飲む量が少しずつ減って、1時間程度でお開きになる。布団に横になった瞬間、睡魔が襲ってきた。

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コロンビア戦、引分け

前回のナイジェリア戦とは違い、格段に動きが良くなっていた。速いパス回しもできて、得点チャンスは日本の方が多かったくらいだ。残念ながらそのチャンスは生かせないまま前半を0-0で終了。前半を見ている限り勝つチャンスは大いにあると思われたのだが、後半14分に簡単な突破から失点を許すと20分にもオウンゴールで2点目を失う。また日本の悪い部分が出てしまったところだ。

しかし日本も22分に浅野、29分に中島の鮮やかなシュートで同点に追いつく。簡単には諦めないという思いが伝わってくるような得点シーンだった。その後も日本のペースでゲームを支配する。コロンビアの選手たちの動きが徐々に鈍くなり、その攻撃にも怖さが感じられなくなる。しかし日本もゴールが決まらない。終了間際の浅野の難しいトラップからのクリーンシュートもキーパーの正面だった。結局、勝ち越し点を奪えずそのまま2-2の引分けに終わった。

引き分けに終わったのとスウェーデンが負けたことで、決勝トーナメント進出の夢がわずかながらもつながった。さて最終戦は日本時間の木曜日の朝7時から。相手はスウェーデン。日本はどちらかというとヨーロッパスタイルの方が組し易いと思うし、実力的にも大きな差はないはずだ。ただ予選突破の条件はスウェーデンも同じだから、壮絶な試合になるだろう。

日本が決勝トーナメントに進めるのは、コロンビアがナイジェリアに負けて日本がスウェーデンに勝つか引分けた場合と、コロンビアが引分けて日本がスウェーデンに勝った場合である。もちろんコロンビアがナイジェリアに勝ってしまえばそれまでだ。ナイジェリアはすでに決勝トーナメント進出を決めているから、主力選手を温存することも考えられる。ナイジェリアにはしっかり勝ちに行ってほしいところなのだが。決勝トーナメント進出の可能性は残ったものの、その道がかなり厳しいのは間違いない。スウェーデン戦では勝利の女神が自分たちの方を向くようなそんなサッカーをぜひやってほしい。

いつもながらサッカーになるとついつい熱くなってしまいます。悪い癖です。

始まる前まではあまり気にしていなかったオリンピックだが、いざ始まるとついつい見てしまう。そうしてテレビの前で一喜一憂している。そうそう個人的には三宅選手の銅メダルが嬉しかったな。ジャークの3回目の時は一緒になって拳を突き上げていた。本当に良かった。それから池江璃花子選手の快進撃。あと何回日本記録を更新するか。メダル獲得はなるのか。ちょっとワクワクしている。さあ、これからの日本選手の活躍、まだまだ楽しみ。いろんなドラマが生まれそうだね。

 

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リオ五輪、始まる

リオ五輪がいよいよ始まった。工事の遅れや盛り上がりに欠けるなどと言われていたが、開会式は想像した以上の盛大なものだった。国の威信をかけてというところだろうか。一方で多くの貧しい人たちを抱えていることが頭をよぎる。この開会式で使われたお金でどれほどの人が救われるのかと考えたら、素直に喜べない気もした。

最近のオリンピックはとにかくお金がかかる。多くの国民の生活を犠牲にしているのは明らかだろう。2020年の東京オリンピックも当初の予算をはるかに超えている。それでもその意義を考えるとオリンピックはやはりあるべきだと思う。各国の代表選手が一堂に会して競技をし、それを世界中の人が見る。地球的な規模で同じ思いを共有できるなんて他には考えられないからだ。その在り方については見直すべき時に来ているのかもしれないが、その存在価値は十分にあると思うのだ。

各国選手が入場してくる様子はいつ見てもいいなあと思う。にこやかでいかにも楽しそうだ。そこには戦争もテロも無さそうに見える。彼らの笑顔のすべてが真の笑顔であったらどんなに素晴らしいことかと思う。ロシアもどうなるかと思ったが、参加できたことは良かったのではないか。せめて五輪期間中だけでもそんな錯覚を信じて、世界中の仲間と一緒に世界のプレーを応援しようと思う。

さて、サッカーの方はすでに予選リーグが始まっていて、日本も一昨日ナイジェリアと対戦した。試合は序盤から点の取り合いとなった。開始6分に先制ゴールを許すが、その3分後に興梠がPKを決めて同点。直後に再び勝ち越しを許すが、またもその3分後に今度は南のゴールで追いつく。しばらくこう着状態が続いたが、前半終了間際の42分に三度目の勝ち越しを許す。この前のブラジルとの練習試合からどうも守備陣が不安定だ。

後半またしても開始早々の6分にPKを決められ差が2点に広がる。さらに21分にエデボに彼自身4点目となるゴールを決められ2-5。これで勝敗はほぼ決まった感じだ。その後、25分に浅野、アディショナルタイムに鈴木がゴールを決めて何とか1点差まで追い上げたがここでタイムアップ。

次は明日のコロンビア戦だが、これに負ければ予選敗退となる。コロンビア代表のFIFAランキングは3位とかなりの強豪だ。本来なら引分けでも頑張ったと言えるところなのだが、今回は何が何でも勝たなければならない。引分けでも望みは残るが、その可能性はゼロに近いだろう。

90%攻められても残り10%を攻めることができればゴールシーンは生まれる。1点を先制できれば、強い相手に対してもかなりの優位に立てる。コロンビアに勝つことも十分に可能性があるということだ。ナイジェリア戦で4点を奪った勢いは本物と信じたい。守備陣も冷静さを取り戻せば、そうそう失点するものではないはずだ。さあ、頑張れよ、ニッポン!

 

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ちょっと興味のある3人の生き方

「まだまだ働けるよ」と妹は言う。実際、まだ働かなければいけない人もいるし、働くことに生きがいを見出している人もいる。でも、ごいさんはもう働くのはいいかなと思う。贅沢はできないけど、年金で日々の生活のやりくりはできる。働けばお金が入ってくるのは魅力だけど、残りの人生、何かもう一つぐらい本気でやってみたいと思う。今までは働くことは家族のためでもあったし、自分を成長させるという意味合いもあった。でも40年も働いたから、残りの時間はまずは自分のために使おうかなってね。

そこで今回は、そんなごいさんが興味を持っている3人を紹介しようと思う。

初めはテニス仲間のT次さん。ごいさんと同い年だ。今はごいさんと同じように非常勤講師をしている。一緒の職場で働いたのはわずか2年だが、なぜか気が合ってよく話をした。40歳を過ぎて自転車に乗るようになり、夏休みの休暇を利用しては全国を少しずつ回り、とうとう本土一周を達成した。これからは島巡りだと言う。冬になると毎週のようにスキー場に通う。今もまだモーグルをやっているというから驚く。そしてふだんはテニスだ。今でも相当な実力なのだが、今年はテニススクールにも通って腕を磨いている。来年あたりからどんどん大会に出てどこまでやれるか挑戦したいと燃えている。その考えはごいさんのマラソンと似たところがある。

次はI山さん。同じくテニス仲間。T次さんとは新採用からのおつき合いのようで、とても仲が良い。ごいさんはそこに割り込んだ形かな。来年の3月に彼が待ち望んでいた定年退職を迎える。退職したら小説を書くのに専念するそうだ。そのためにもう長いこと小説を書く塾にも通っている。これからの彼の主たる活動になるだろう。他にも音楽活動やテニス、マラソンもやっている。英語も流暢に話すし、できることはいっぱいありそうだ。

二人に共通するのは、やりたいことがはっきりしていること。その目的に向かって進もうとしている所がいかにもかっこよく見えて、すごい刺激を受けている。これからはお金を稼ぐより、時間をどれだけ有効に使えるかの方が大事に思えてくるのだ。そういう点で、目的のはっきりしている彼らが羨ましい。

3人目は、伊豆に別宅を構えるI坂さん。親友だ。気持ちの赴くままに生きているというのが何とも魅力的。いろんなことに関心を持っては実際にやってみて、また次の関心事へと移っていく。やりたいことをやりたいようにやり、生きたいように生きるといった感じかな。その時その時を十分に楽しんでいるように見える。こういうのってできそうだけどなかなかできないんだよね。

3者3様だけど、3人とも人生を楽しんでいるのが伝わってくる。そうして、思ったんだ。やっぱり人生は楽しまなければいけない……ってね。

 

今日はみなとみらいの花火大会でした。f:id:goisan:20160802200153j:plain

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