相模原市民吹奏楽団 第50回記念定期演奏会

午前中に、昨日雨で走れなかった分をまず走ってきた。自宅からJR東戸塚駅までの往復12キロ。気温も低くて走るには絶好のコンディション。行きの6キロは32分、帰りの6キロは29分で合計61分、キロ5分5秒という計算だ。ちょっと頑張り過ぎたかも。

さて、今日のメインは午後から相模大野のグリーンホールで行われる相模原市吹奏楽団の演奏会を鑑賞することだ。6月の時はブログにも書いたように会場を間違えて悲惨な思いをしたのだが、今度はしっかりと確認してある。

いつものように「ポーズカフェ」のロールケーキを差し入れに買って会場に向かう。チケットで席は指定されているのだが入場に手間取り席に着いたのは開演10分前。会場は超満員だ。今日は第50回記念演奏会ということで、ゲスト指揮者に宮川彬良さんが招かれているということもあるのだろう。

相模原市吹奏楽団は、神奈川県および東関東大会で毎年金賞を受賞し、2年前には全日本吹奏楽コンクールでも金賞を獲得するなどの実力のある楽団である。70名の団員を抱えているが、そこに前の学校の同僚のN川さんが参加している。それが縁でこの演奏会に来るようになってからもう5年ほどになる。

音楽のよく分からないごいさんがなぜ来るのってことになるよね。そりゃあごいさんだって聴けば心に響くものはあるよ。でもそれ以上に一生懸命やっている姿を見るのが楽しい。毎日のように彼女は夜の7時や8時ぐらいまで仕事をしている。そうやって時間のやりくりをして、休みの日を練習に当てている。半端な練習じゃこのような晴れ舞台には立てないだろう。それくらい頑張っている。誰にでも言えるのだが、ごいさんは一生懸命やっている人を応援するのが大好きなのだ。一方で、一生懸命やっている人たちの姿を見ることで、自分のたるみかけた気持ちを引き締めることもできる。実にいい機会なのだ。

いよいよ演奏会の始まりだ。第1部の指揮者はこの楽団の常任指揮者の福本さん。いつものスタイルで軽快なタクトさばきだ。休憩の後の第2部、いよいよ宮川さんの登場だ。最初の曲は父である宮川泰さんが作曲したあの「宇宙戦艦ヤマト」。思わず歌いたくなっちゃうね。曲間の宮川さんの軽妙なお話がとても上手で面白い。そして曲は「シャル・ウィ・ダンス?」と続き、最後は宮川さんが手塚治虫に刺激され「命」をテーマにして書いたという「ブラック・ジャック」という曲だ。とくに第3楽章は「生きて生きて息る」というサブタイトルがついている通り力強い曲調で、宮川さんのこの曲への思い入れが十分に感じられるものだった。

最後はアンコール曲の「翼をください」を全員で大合唱、そして盛会のうちに幕が閉じられた。ごいさんも大きな声で歌いました。

指揮者の福本さんの名演奏も聴けたし、宮川さんのお話、指揮者ぶりも十分に堪能した。何よりN川さんの一生懸命吹いている姿を真正面から見ることができたし、楽しくて素敵な演奏会でしたよ。お疲れさまでした。

そして終わった後にはいつも思うんだ。来年は美術館やコンサートにも行ってみようかな……ってね。

 

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