リオオリンピック感想
リオのオリンピックも幕を閉じた。あれこれ騒がれながらも大きなトラブルもなく無事に終わった。開会式なども盛大だったし、国の面目は保たれた形だ。自分も、結局はなんだかんだとけっこう見てしまった。そして必死に競技する選手を見ては声援を送っていた。今回の記事はその時々に味わった感動をまとめたものである。
最初に感動したのは三宅選手の重量挙げだ。お父さんが彼女をそっと見守る姿にも感動した。腰痛と戦い、そしてスクラッチではあわや失格かというところまで追い込まれ、それでも意地を見せた。あの小さい体でね。喜んでいる姿を見たら、涙が出そうだった。
そして体操。金メダルは当たり前のように言われていてもそう簡単なものではない。予選ではミスが目立ち、内村選手でさえ得意の鉄棒で落下。種目別決勝に出られなかった。それでもみんなで力を合わせての団体戦での金。素晴らしい。個人総合でもそうだが、内村選手のここぞという時の精神力は本当に凄い。
女子マラソンでは福士選手。結果は惨敗。きっと悔しいだろな。選考の問題やらなんやらあって、ここで挽回したかったんじゃないか。彼女ならその力は十分にあったと思うし。でも空回りしちゃったね。そんな何もできなかった自分に一番腹を立てているのも彼女自身だと思う。あの吠えるようなインタビューからはそんなふうに感じられた。
レスリング女子は強かった。その中での吉田選手の銀メダル。「ごめんなさい」の声を聞いた時、普通の女性なのだと思った。個人的には4年後の東京まで続ければいいと思う。まだまだ日本では彼女が一番なんだし。できれば金メダルを取って引退してほしいと思った。
次に卓球だね。まずは水谷選手。あの吠え方、気に入った。ここまで強いとは思わなかった。団体戦も個人戦もね。中国の選手と対等に戦っている。東京、期待しちゃうよ。女子は、個人戦では負けちゃったけど団体戦での石川選手の圧倒的な強さに目が行った。愛ちゃんには個人戦でメダルを取ってほしかった。でも団体戦の3位決定戦でダブルスで勝って銅メダルを取れたから良かった。これで愛ちゃんの時代も一区切りなのかな。伊藤、平野という若い子も続いているしね。
そして圧巻だったのは陸上の400mリレー。これは本当に凄かった。最初から最後まで口を開けて見ていた。アンカーにバトンが渡った時点でトップ。しかも真横にボルトがいるなんて信じられない光景だ。メンバーはまだまだ若い。さらに成長して東京では個人でも決勝に残ってもらいたい。そしてリレーでは思い切って金メダル狙っていってほしい。
女子のバドミントンも面白かった。他にも女子のバスケットや女子のホッケーもこれからに大いに期待できそう。それと競泳の池江選手、飛び込みの板橋選手の成長も楽しみ。
まだまだ書こうと思えば書けるけどきりがない。こんな感じで振り返ってみると、やっぱりサッカーは貧弱だったかな。ワールドカップ最終予選では、その分も頑張ってもらわなくちゃね。