全国高校サッカー選手権神奈川県予選
全国高校サッカー選手権というのは、毎年お正月に日本テレビで放送されているあの大会である。その1次予選はこの暑い夏に行われる。そして2次予選が9月の中旬から始まって11月の中旬ぐらいにようやく代表が決定するという長丁場の戦いである。そしてこれが多くの3年生にとって最後の大会となる。
今日の相手は厚木市にある高校で、戦力的には互角であろうと読んでいた。まずはうちのチームがペースを握り、前半20分にタイミングのいいミドルシュートで先制点を奪う。しかし、アディショナルタイムに入り前半をこのまま終えようと守りに入ったところで簡単に突破を許し同点とされてしまう。後半も内容は一進一退。どちらも決定機があるが得点を奪えない。1-1のまま10分ハーフの延長戦へともつれこんだ。延長後半、残り時間も5分となってPK戦が見えてきた時、これまた単純な速攻で得点を許してしまう。さらにタイムアップ直前にも加点され、結局は1-3での敗戦となった。試合後のミーティングで、3年生が一言ずつ述べていく。それを後輩たちが神妙な顔で聞いている。今日は先制点を入れただけに勝てると踏んだだろうから、かなり悔しいものとなっただろう。いつものことだが3年生の何人かと後輩の何人かも泣いていた。いろんな思いがこみ上げているんだろう。
ごいさんはそういう光景がとても苦手です。いまだにどうなぐさめていいか分からない。実際、ごいさんが引退した時は、「あ~ぁ、終わっちゃたんだあ~」っていう放心状態のような感じで、負けて悔しいとか残念だとかは思わなかった。その最後の試合は横浜市民大会の準決勝だったし、勝てば三ツ沢の芝生のサッカー場での決勝だったから、本当はとても残念だったはずなんだけどね。他の仲間は泣いていたのかな。
ところでこの全国選手権にはごいさんの3つ下の代が出場を果たしている。当時は神奈川県と山梨県を合わせての代表だった。この時は山梨県の韮崎高校を堂々と破っての出場だ。韮崎高校と言えばあの中田英寿の母校だ。当時から全国的にも名の知られた強豪校である。本大会では残念ながら1回戦で敗退したがまさに快挙だった。その代の子たちとその後クラブチームで一緒にプレーしたがやはりレベルの違いを感じた。だいたいキック力が違う。正にズドーンという感じだ。郷ひろみに似ているGKの子を始めとしてみんな格好も良かったから女の子のファンも相当なもんだったようだ。ごいさんの時とはその差はあまりにも大きいよ。
さて、野球部に続きサッカー部の3年生も引退となった。一人ひとりの言葉には3年間やってきたという思いがしっかりと込められている。そしてマネージャーへの感謝の言葉も忘れない。
その言葉に託した気持ちをこれからも大切にしていくんだよ。
今日は、なんだかボーっとしてるうちに、サッカー部関係の写真を撮り損ねてしまいました。因みに、下の写真はごいさんが20年くらい前に住んでいたマンションです。今でも時々この前を通ります。