多摩湖自転車道を走る
木曜日に多摩湖自転車道という道を走ってきた。recocaさんという方のブログに先日書かれてあったのをさらに調べてみると多摩湖までの10キロを一直線に結ぶサイクリングロードだということを知った。興味を持つとそれを確かめたいという気持ちになってしまう。それに加えてブロ友のrecocaさんにもお会いしたいという好奇心が多分にあった。
喜寿を迎えられた大先輩をブロ友と呼ぶのはいささか気が引けるが、ブログの中では上も下もない。老若男女、貧富の差もなくみんな平等の世界だからやっぱりブロ友さんでいいかしら。そのrecocaさんは東久留米駅で手作りのプラカードを掲げて待っていてくれた。その歓迎ぶりに緊張感が一気に吹き飛ぶ。お茶を飲みながらの1時間はあっというまだった。何を話して何を聞いたのかも定かでないくらいにたくさんの話をした。マラソンのことがなければずっと話していただろう。recocaさんもそれをずいぶんと気にしてくれていたようだ。
話を切り上げて今日のマラソンのスタート地点である花小金井駅に向かうのだが、途中で彼の先日の記事にあったガスミュージアムに立ち寄る。彼にとって大切な場所になっているようで、ごいさんに紹介したい気持ちも何となく分かったような気がした。そして花小金井駅の南口で降ろしていただく。お土産にと梅酒とお茶を用意してくれていた。彼の読者の皆さんには申し訳ないと思いながらもありがたく頂いてしまいました。
さあここからはランナーとしてのごいさんだ。彼と話してほっこり優しくなった気持ちを少しばかり引き締める。荷物は駅のコインロッカーに預ける。多摩湖までは片道7.5キロで往復15キロとなる計算だ。だいぶ蒸し暑くはなっているが両側から木が覆いかぶさってところどころで日陰を作ってくれているのがありがたい。
確かに気持ち良いくらいの真っ直ぐな道だった。慣れない道なので往きのペースはキロ平均5分30秒ぐらいで周りの様子を楽しみながら走る。7キロを過ぎてこのまま多摩湖かと思っていたら最後に約500メートルも続く上り坂が待っていた。ここを懸命に走った分、上りきった所に広がる多摩湖の景色は格別だった。遠くに西武ドームが見え、反対側には西武園遊園地の観覧車が見える。
いつものことだけど帰りはペースが上がる。コースが分かったというのもあるがこれで終わりだと思うとなぜか現金なのだ。ただ真っ昼間ということで日陰はあるもののかなり蒸し暑い。シャツも短パンも汗でびっしょり。少しでも早く終えたいという気持ちも手伝って帰りのペースは平均5分5秒。最後の1キロは自転車と競争しながらの4分50秒。まずまずのランとなった。
今日もまた思い出深い日となった。また一人遠方に友ができた。もちろん今日だけで彼がどういう人なのかが分かったわけではない。いやむしろそんなのは関係ないのだと思う。少なくとも今日あったrecocaさんはごいさんの思っていた通りの人、いや実際に話してみたらそれ以上の人だった。そしてまた彼の記事を読むのが今まで以上に楽しみになったことは間違いないのだから。