弘前・白神アップルマラソン大会、中止
7日の日曜日に行われる予定だった弘前・白神アップルマラソン大会は台風25号がやってくるというので中止になった。24号に続いてかなり強い台風が太平洋上に発生したという情報が入ってから、ずっとその進路については気にしていたのだが、最初の予定から台風のスピードが上がってちょうど大会当日あたりに青森地方を通過するという予想が出てきた。
水曜日なってこれではさすがに厳しいかとそんな思いを感じながらホームページにアクセスすると、ただ今検討中で木曜日中には結論を出したいと書いてあった。木曜日になって昼過ぎに再度チェックしてみると新着情報の欄に中止になったことが書かれてあった。北海道や岩手で開かれる大会も中止になったのを考えれば妥当な判断だったと思う。
温帯性低気圧に変わって勢力は弱まる可能性もあるけれど、前後しての準備や片づけ等、ボランティの人たちの負担は相当なものだ。昨年のしまだ大井川の大会ではボランティアの人たちがびしょ濡れになりながらしかも足元を泥だらけにして頑張っていたのを思い出す。こういう人たちに支えてもらっていることを考えれば、今回の中止はやむを得ないことだと思う。もちろん走る側からすれば簡単には諦められないのも当然とは思うけど。
それにしてもずっとホームページを気にしていたのだけど、ホームページの向こうで行われているだろう話し合いが見えるような感じだった。簡単には諦めない、そんな彼らの熱い思いが伝わってくるようだった。これまでに相当な準備をしてきた。それがすべて水の泡となってしまうのだからね。前夜祭にも下見コース見学ツアーにも参加する予定だった。当然だがそれらについても準備を進めてくれていたはずだ。
ホームページに記載されたのはわずかな文章だが、そこには彼らの無念な気持ちがにじんでいるように思えた。木曜日に結論を出してくれたおかげで、宿のキャンセル料も発生せず電車の代金も取り消し手数料のわずかな分だけで済んだから、それについても本当にありがたかった。今頃は悔しさに耐えてランナーに参加賞を郵送するための準備を続けていることだろう。
アップルマラソン大会関係の皆さま、ボランティアの皆さま、今回は本当に残念でした。その心中心よりお察し申し上げます。来年の大会には改めて参加させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
とまあそんなわけで一昨日と昨日で合計50キロ弱をのんびりと走ってみた。いや、速く走れる気がまったくしない。不安だらけで迎えている今シーズン、どうなることやら。